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上海に行きました[メルマガ大613号(2005/01/06)より抜粋編集]

 あけましておめでとうございます。本年もどうかよろしくお願い申し上げます。
 本年もメールマガジンのご愛読のほど、よろしくお願い申しあげます。
 
 昨年末は、短期間ですが、中国の上海に視察に行きました。
 アメリカには近いが、中国と遠くなっている日本。
 政治の隣国パートナーとしても、巨大な市場としても、また、産業のライバルとしても、日本にとっての中国の大切さは言い出せばキリがありません。日本の国連常任理事国入りのキーを握るのも、また、北朝鮮拉致問題に関してキーを握る6か国協議の議長国も中国です。
 私は、以前から福祉の調査を中心に世界15カ国を訪問していますが、中国は香港以外は行ったことがありませんでした。

 イラクへの自衛隊派遣をはじめアメリカ一辺倒の小泉政権。靖国問題をはじめ、中国との関係は最悪です。もう20年前の話ですが、松下政経塾の時代に、私たち塾生に、松下幸之助塾長は、「21世紀はアジアの時代。中国との関係を重視すべきだ」と、いつもおっしゃっていました。
 また、日本の課題として、経済の国際競争力を高めることと同時に社会保障をいかに充実させるかという矛盾したような目標の両立が求められています。私は社会保障をライフワークにしていますが、国際競争力をいかに高めるかも当然、政治家として真剣に考えねばならず、日本の社会保障充実と中国との経済競争に勝つことの両立を求められます。
 以上のような問題意識から中国に行きました。

 短い滞在でしたが、(1)すさまじい経済発展、(2)すさまじい購買力の上昇、(3)有り余る安い賃金の労働者、(4)車などでもドイツのフォルクスワーゲンが多く、日本車が少なく(上海はフォルクスワーゲンの工場もあるため)、日本製品の浸透が非常に少ない、(5)一部に見られる反日思想、などを感じました。
 2005年の日本の政治や在り方を考えるうえで、非常に勉強になりました。

日本の5分の1とも10分の1とも言われる安い豊富な労働力が中国(人口13億)にあります。おまけに、日本は今後急激な高齢化を迎え、年金・医療・介護の負担はアップせざるを得ません。相対的に日本の国際競争力がにぶるのは当然です。
 国際競争力の維持と、社会保障の充実の両立は、政治の最大のテーマの1つです。
 私の認識を言うならば、かって日本にも1960年代、1970年代など、安い豊富な労働力を背景に高度経済成長した時期がありました。そのおかげで、今日の日本があるということです。そして、中国も将来、急激な高齢化を迎え、社会保障問題に苦労するということです。

 必死に働いた世代のおかげで、いまの日本があるわけですから、その世代の方々が老後に、ある程度人間らしい生活を送れるように保証するのは、私たちの世代の責任だと私は思うのです。
 難しいことですが、そのような思いで、私は、社会保障の問題に今年も取り組んでいきます。社会保障と経済活力の両立がポイントです。

Posted at 2005年01月07日 10:30 | TrackBack
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