4月27日から、朝日新聞で、「いまグループホームで」という連載が始まりました。
介護が必要な高齢者314万人のうち、半数に痴呆症状があるといわれる。5〜9人の少人数のお年寄りと職員が共同生活するグループホームは「痴呆介護の切り札」と期待され、00年の18倍、4700ヵ所以上に急増した。家族の多様な希望にこたえる一方で、保険料が上がるとの理由で総量規制をかける自治体が増え、サービスの質も課題になっている。いま、グループホームでなにが起きているのか。現場を歩いた。
全国に3カ所ある痴呆(ちほう)症の研究拠点、高齢者痴呆介護研究・研修センターの各センター長が19日、坂口厚生労働相に「痴呆」という呼称の見直しを求める要望書を渡した。要望書では「痴は『おろかなこと』、呆は『ぼんやりしていること』の意味で、いずれも蔑視(べっし)的な意味合いが含まれる」と指摘している。これに対し厚労相は「病名を使っているうちにイメージが定着するものもあるが、痴呆は字そのもの。良い案があったらぜひ提案を」と答えた。
よい案があれば、厚生労働省に提案してみましょう。