介護施設選びの手引書出版

山井和則氏が訪問ルポとしてまとめる

高齢福祉問題の専門家として知られる山井和則氏＝やまのい高齢社会研究所長、衆院議員＝が自身12冊目の著書となる「こんな介護施設を選びなさい」（青春出版社刊、252頁、850円）＝がこのほど刊行され、全国の書店で今月から発売されている。山井氏が全国20のかいご施設を訪問ルポ。「失敗しない介護施設選び」をするためのポイントをアドバイス。施設選択のわかりやすい手引書として、編集されている。
　介護施設の最新情報と選び方について、初心者向けにアドバイス。現場ルポに基づいて、特別養護老人ホームや老人保健施設、療養型病床の3種類の介護施設を利用者の視点にたって内容紹介に努めた、として山井氏は「老人ホームといってもピンからキリまである。施設の良し悪しといった見分け方についても、出来る限りコンパクトにまとめ、情報提供を心がけた。自分の親を入所させる場合の選び方の参考として読んでいただけたら」と話している。
　また、痴呆の切り札として、関係者の期待の大きい「グループホーム」についても、ケアの内容や効果について解説しているほか、介護施設の今後の行方といった最新情報も掲載。「これから老人ホームを作ろうと考えている法人などの関係者にも参考として活用してほしい」と話している。