通算67号

不況をぶっとばせ!

67号目次  1   


前略 大変ご無沙汰していますが、いかがお過ごしでしょうか? 

私はおかげさまで、元気一杯、仕事をしています。

 さて、小泉改革は一向に進まず、不況は深刻化する一方です。

 民主党も小泉首相も「改革」を訴えています。では、民主党と自民党の違いは何でしょうか?

 小泉首相の改革は、失業者を増やす「冷たい改革」。

私たち民主党は、「温かい構造改革」を目指しています。

つまり、改革は進めるが、セーフティーネットを整備し、失業者を増やさぬように最大限の配慮をし、同時に、医療や福祉を充実させ、雇用と老後の安心を高める改革です。

鳩山由紀夫代表と岡田克也政調会長とホームレス現場視察 ホームレス報告はこちら


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厚生労働ネクスト総括副大臣に就任 

そんな中で、私は、1月から民主党の厚生労働ネクスト総括副大臣に就任しました。

民主党の福祉・医療・労働政策のナンバー2です。まさに、民主党の政策に「温かさ」を入れ込む役職です。

 1月には、鳩山代表をホームレスの現場と、DVシェルター(夫からの暴力の駆け込み寺)に案内しました。

 皆さんから頂いた貴重な議席。景気の回復、福祉の充実のために、精一杯働かせて頂きます。  合掌

 

第3次鳩山ネクストキャビネット名簿 (2002年1月より)

NC大臣 氏名 NC総括副大臣 氏名
NC 総理 大臣 鳩山 由紀夫    
NC 総理 大臣 直人    
NC官房長官  岡田 克也 ( 官房 副長官 ) 枝野 幸男
(経済財政政策
  担当 大臣 兼務
  枝野 幸男 内閣 部門 総括 副大臣 細野 豪志
  男女 共同 参画 担当 総括 副大臣 水島 広子
NC内閣府担当大臣 人権 消費者 担当 総括 副大臣 石毛 ^子
(NC官房副長官兼務) 沖縄 北方 担当 副大臣 武正 公一
  災害 対策 担当 大臣 今田 保典
NC 行政 改革 ・規制 改革 担当 大臣 野田 佳彦 行政 改革 規制 改革 担当 総括 副大臣 原口 一博
NC 総務 大臣 光一郎 総務 総括 副大臣 荒井  聡
IT 担当 総括 副大臣 島   聡
政治 改革 担当 副大臣 堀込 征雄
NC 法務 大臣 江田   五月 法務 総括 副大臣 小川 敏夫
NC 外務 大臣 伊藤   外務 総括 副大臣 海野  徹
(NC 安全 保障 大臣 兼務 安全 保障 総括 副大臣 渡辺  周
NC 財務 大臣   直樹 財務 総括 副大臣 古川 元久
NC 金融 担当 大臣 五十嵐 文彦 金融 担当 総括 副大臣 浅尾慶一郎
NC 厚生 労働 大臣 山本   孝史 厚生 労働 総括 副大臣 山井 和則
NC 農林 水産 大臣 筒井   信隆 農林 水産 総括 副大臣 鮫島 宗明
NC 経済 産業 大臣   健治 経済 産業 総括 副大臣 後藤 茂之
NC 文部 科学大臣 中野   文部 科学 総括 副大臣 山谷えり子
NC 国土 交通 大臣   伸二 国土 交通 総括 副大臣 平岡 秀夫
国会 移転担当 副大臣 河村たかし
NC 環境 大臣 小宮山 洋子 環境 総括 副大臣 近藤 昭一

 

こらむ

 

NC(ネクストキャビネット)とは

 「次の内閣」とも言い、民主党に政権交代をした時にはそのまま内閣を担当できるように、大臣や副大臣を決めて政策決定を行う。

もし今、民主党が政権を獲れば、山井が厚生労働副大臣に就任する。

 

 

「厚生労働ネクスト副大臣」就任を報じる記事 
京都新聞(2002年1月30日)

「弱者を代弁」意欲

 

「人間を大切にする温かい構造改革を実現するため、セーフティネット整備に取り組む」。

 

今通常国会から民主党ネキストキャビネット(次の内閣)の厚生労働総括副大臣と衆議院厚生労働委員会理事に就任した山井和則議員(比例近畿)は決意を新たにしている。

 

国会でも有数の福祉の専門家で、京都大学生時代に、ボランティア活動で社会的弱者に接したことが政治を志す原点だった。

 

それだけに「弱い立場の人の声を代弁する絶好のチャンスだ。全力投球する」と語る。

 

今国会では、焦点の雇用問題のほか介護保険制度見直しや医療制度改革など課題も多い。

 

「野党第一党の責任は重い。福祉医療の現場感覚を大切に、勝負の年にしたい」と、力を込める

 


 

 

 

 

 

 

 

医 療 制 度 改 革

おカネの議論ばかりでなく、医療の質をアップさせたい!


医療事故・院内感染の防止、情報公開、病院の機能分化、看護師(名称が変わりました)への権限委譲、介護保険との連携による、社会的入院の削減、医療の標準化、出来高払いから包括払いへの一部移行、健康づくり・予防の重視、など。

 ムダな検査や投薬を省くと同時に、国民皆保険を堅持し、必要な人が必要な治療を受けられるメリハリの利いた抜本改革を実現。抜本改革の伴わない「サラリーマンの3割自己負担」は反対。

A法務省、厚生労働省の担当者と議論する山井(写真左はし)。司法と精神医療プロジェクトチーム会議にて。
 医療の中でも精神医療の向上は緊急の課題であり、触法精神障害者処遇法案については慎重に議論したい。

 

こらむ1

 

医療費の3割負担


 1997年に、当時、厚生大臣だった小泉さんは、「医療制度の抜本改革をするために必要」と、サラリーマン本人の窓口負担を1割から2割に上げました。

 しかし、改革はされませんでした。今回も小泉さんは「改革の痛み」、3割への負担増加を図っています。

 本来改革すべきなのは「医療の中身」です。

 

 

 


高齢者の長期入院が難しくなる!

たらい回しは許さない!

退院の受け皿(特別養護老人ホームやグループホーム)の緊急整備を国会で要望!


2月20日の中央社会保険協議会(中医協)で、今年4月からの診療報酬が決定。最大のポイントは、長期入院している高齢患者の診療報酬引き下げです。

 半年以上入院し、治療が一段落した高齢者は、入院費の自己負担が大幅にアップし、入院が難しくなります。

 「治療がひと段落したお年寄りが退院する」と言えば、聞こえがいいですが、問題は退院後の行き先、受け皿です。

 たたでさえ、都市部では特別養護老人ホームは2-3年待ち。このうえ、重度な介護を必要とする高齢患者がどっと退院すれば、たらい回しなど、大変な事態になります。治療がひと段落したとはいえ、多くのお年寄りは重度な介護を必要とし、在宅介護が難しいケースがほとんどです。

 私は、昨年11月の厚生労働委員会で、「退院の促進は、介護保険施設の整備とセットで行うべきである」と、この問題を取り上げ、坂口力厚生労働大臣からも、「退院の受け皿となる老人ホームやグループホームの整備を急ぐ」という答弁を頂きました。

重介護のお年寄り向けのミキサー食を試食しながら、医師、看護師、介護職員の方々の話を聞く(療養型病床にて)。


 私は、ここ1年で30ヶ所の老人ホームや病院を視察しました。

 

 

こらむ2

障害者差別禁止法の成立を!

 私がメンバーに加わっている人権・消費者調査会(会長:石毛えい子衆議院議員)では、現在、障害者差別禁止法の成立(日本版ADA法)の立法化を目指して、各方面からヒヤリングを行っています。ライフワークとして取り組みます。

 


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