痴呆性高齢者グループホームの整備の推進


1 趣旨

 小規模な住空間において、少人数の痴呆性高齢者がケアを受けながら共同生活を送る痴呆性高齢者グループホームの整備を推進する。
 従来は、特別養護老人ホームへ介護老人保健施設等に併設又は隣接して整備する場合について補助を行ってきたが、一定の要件を満たす単独型グループホームの整備に対しても12年度補正予算から補助対象とし、痴呆性高齢者グループホームの整備を推進しているところ。

※一定の要件

  1. 入居者のバックアップ体制を確実に確保できるよう介護保険施設等の連携施設との間に具体的な連携・支援の内容(サービスの提供、緊急時の対応等)を定めた覚書等があること。
  2. 地域への開放性(地域交流)が確実に確保できるよう、市町村の意見書があること。

2 内容

  1. 整備か所数 500か所

  2. 補助内容

1)社会福祉施設等施設・設備整備費

(補助対象の拡大)
   NPO法人等が設置する痴呆性高齢者グループホームに対して市町村が助成を行う場合に施設整備費を補助

(補助先)
   市町村、社会福祉法人
(補助率)
   1/2、定額(2,OOO万円以内)

2)保健衛生施設等施設整備費

(補助先)
  医療法人
(補助率)
  定額(2,OOO万円以内)

【参考】痴呆性高齢者グループホーム整備費補助の概要

補助金名 社会福祉施設等施設(設備)整備費補助金 保健衛生施設等施設整備補助金
補助先 市町村・社会福祉法人 医療法人
補助率 1/2、定額(2000万円以内) 定額(2,000万円以内)
補助実績 185ヶ所(10・11年度) 92か所(11年度)

※ゴールドプラン21(平成16年度介護サービス提供見込量)3,200か所