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    やまのい和則の
      「痴呆ケアの切り札・グループホーム!」

      - Yamanoi Kazunori Mail Magazine -

             第6号(2000/08/21)

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 グループホームのメールマガジンの読者の皆さん、ご無沙汰し
てすみません。
 私は、27日から9月1日まで7年ぶりに、スウェーデンへ調
査に行くことになりました。グループホームも何か所か訪問予定。
またメールマガジンで報告します。ご期待ください。

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 先日、厚生省のグループホーム担当の方と、グループホームに
ついて1時間半、議論しました。その際、私が力説したことを紹
介します。
 そして、私の知り合いの、2つのグループホームの話を紹介。
最後に、26日の介護保険公開公聴会の案内です。

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 (厚生省担当の方との議論)
提案1
 まず、私のグループホーム普及のための提案は、単独型グルー
プホームにも併設型と同様に、上限3000万円くらいの建設補助
を出すべきということです。

 その理由は2つ。
1、今の状態では単独型では、採算がとれないか、利用者負担が
高くなり、増えにくい。
2、建設補助がないがゆえに、市町村の頭越しに都道府県だけと、
勝手に話をし、グループホームは増えている。
 その中には劣悪なものも多い。市町村が、補助金を出すことで、
市町村もそのグループホームの、質のチェックをする責任と、
権限を持つことになる。

 市町村がグループホームにお金も口も出すべきだ。

提案2
 もう1つの提案は、やはり、介護報酬の引き上げ。
 よく言われるようにグループホームは宿直だけでは無理。
夜勤が必要。そのためには介護報酬は月30万円必要。
 しかし、厚生省は「介護報酬の見直しは3年後」と言う。

 私はこれはおかしいと思う。

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グループホームの話 1

 私の聞いたあるグループホーム計画が難航中。

 隣の家が反対。
グループホームは残念ながら反対運動に会うことが多い。最初は、
「グループホームは迷惑施設。痴呆性高齢者はこわい」という反
対だった。
そこで、ビデオを見てもらったりして、グループホームの良さを
必死で宣伝した。
すると、今度は、「グループホームだからイヤだと言ってるので
はない。そもそも隣に建物が建つのが困る」と言い出した。

 9月末までに賛成をとりつけないと、この計画は頓挫する。ま
た、今後のことは報告します。

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グループホームの話 2

別のグループホーム、4月にスタートしたが、未だに入居者ゼロ。

株式会社の経営。入居金100万、月16万だった。そこで、8月
から入居金ゼロ。月13万に値下げしたが、それでもだめ。

 ここで感じたのは、グループホームについては、まだまだ知名
度がないので、老人ホームなど大規模施設がバックにあって、そ
こからグループホームに合った人を、グループホームに入居して
もらう、というような方法が、入居者集めはやりやすい。
 もし、バックに大きな施設がないなら、草の根で地域に密着し
た形だと、それはそれで入居者も入りやすい。
 しかし、地域になじみの少ない、シルバービジネスが急にグル
ープホームを始めても、まわりの法人や行政も警戒してなかなか
入居者を紹介してくれない。
 おまけに、老人ホームよりも月の利用料が二倍近い10数万円
となると入居者は見つけにくい。

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 最後に、今日はメールマガジンの読者の皆さんにお願いです。

以前にもお知らせした、今週土曜日26日に、下記のように
「介護保険 公開公聴会」を行います。
 私が事務局を務め、責任者なのです。
しかし、322人の定員なのに、申し込みが、まだ半分にも達して
いません。
 内容には、自信があります。
 現場、市町村担当者、厚生省の介護保険担当の企画官の神田裕
二さんなど、良いメンバーがそろっています。
 どうかお誘いあわせ、ふるってご参加ください。
                   やまのい和則 拝

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民主党「介護保険をより良くするプロジェクトチーム」主催

    「介護保険公開公聴会 in 大津」

◆ 趣旨 
 「介護地獄」や「老老介護」が深刻化する中、介護保険がスタ
ートして4か月が経った。
 厚生省は、「介護保険は、おおむね順調」と発表しているが、
現場では、様々な矛盾や、問題点も指摘されている。
 また、10月1日からは、65歳以上の介護保険料の半額徴収が
始まる。
 今一度、全国各地の現場を再点検するため、民主党はこのたび
「介護保険をより良くするプロジェクトチーム」(座長:石毛え
い子衆議院議員、衆参87人の国会議員が参加)を発足させた。

 そして、第一回の現地調査・公聴会として、介護保険の取り組
みの先進都市である大津市で、実施状況、問題点、改善点などに
ついて、「介護保険をより良くする」という立場から話し合う。

◆ 日時 8月26日(土)13:30〜16:00(13:00開場)
◆ 場所 大津市「びわ湖ホール」小ホール(定員322人)
〒520-0806 滋賀県大津市打出浜15番1号 電話077-523-7133
◆ 発言者
・ 利用者・住民代表 猿山由美子氏
     (「呆け老人をかかえる家族の会・滋賀」世話人代表)
・サービス事業者代表 内田幹也氏
     (ライフケアサービス代表取締役)
・地方自治体から 大津市高齢福祉・介護課担当者
・厚生省から  厚生省介護保険担当官
・国会議員から 鳩山由紀夫(民主党代表)、
        今井澄、朝日俊弘(ともに参議院議員)ほか
コーディネーター  山井和則
       (やまのい高齢社会研究所長、衆議院議員) 
◆ 参加費 無料
◆ お問い合わせ・お申し込み
準備の都合がありますので、参加ご希望の方はできれば下記にお
申し込み下さい。
「介護保険公開公聴会in大津」事務局 
       電話 077-523-2804 FAX077-524-2906
やまのい高齢社会研究所
       電話 0774-54-0703 FAX0774-54-0705   
       メール yamanoi@yamanoi.net

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