(児童福祉施設)を訪問


 12月3日(月)午後
母子寮(児童福祉施設)を訪問。

DV(ドメスティック・バイオレンス)の問題についての視察。

母子寮は、夫の暴力からの「駆け込み寺」。

妻だけではなく、子供も父親から虐待を受けているケースがある。

日本では、DVで夫の暴力により殺される女性が年間120人。

悲惨だ。

この日も、夫の暴力から逃げて、この母子寮に子供を連れて緊急入所された女性に出会った。

また、父親の母親への連日の暴力を長年、見て育った子供は、精神的に参って病気になってしまうケースもあるという。

寮長先生の話を1時間半聞いたが、私はその悲惨な話に涙が出そうになった。

 

その後、母子寮の中を歩く。懐かしい。

私は学生時代にこの施設で毎週水曜と土曜の夕方にボランティアに来ていた。

子供たちとドッヂボールをしたり、折り紙を折ったり、ソフトボールをしたり。部屋に引きこもっている子供を呼びに、よく階段を上がり降りしたものである。

 夏はキャンプに子供たちを連れて行った。あの頃の子供たちは今、どうしているだろうか。幸せにしているだろうか?


 あれから10数年。

「DVは年々、深刻化し、母子寮に駆け込む母子も増えている」という寮長先生の話に私はショックを受けた。


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