グループホーム 訪問記


 痴呆性高齢者向けグループホームで泊まり込んだ報告。

あるグループホームに午後9時45分に到着。
グループホームの夜勤問題について質問する以上、現場の実態を改めて確認したかったからだ。

 「明日、国会で質問するので今から2時間後に行って今日、泊まらせてほしい」と急に電話して、すぐに泊めてもらえる仲間がいるのが私の財産だと思う。

国会議員は現場から離れたら意味がないからだ。

 おまけに、その日の夜勤スタッフが偶然にも私のメールマガジンの読者というラッキーもあった。


 まず、議論を整理せねばならないが、痴呆性高齢者向けグループホームは「宿直」で対応できることになっており、介護報酬でも夜勤を想定していない。

しかし、このグループホームでは「夜勤」で対応している。

 このグループホームの夜勤スタッフは、晩9時から翌朝8時半まで。まず、私が訪問すると、夜勤スタッフは、介護日誌を読み、いろいろと書き加えているところであった。介護の仕事には、このようなデスクワークが意外と多いのだ。

 私はこのグループホームに来るのは3回目。
4年前、開所して1週間後にも来たことがあるので、来るたびに居心地良さそうなホームになっていて嬉しい。

 「灯りは暗くしてあります。もう皆さん寝ておられますので」と言われ、リビングの椅子に座る。 

 「今日は、ゆっくり皆さんも寝られると思いますよ」と言われたので、「なぜ、『今日は』なのですか。日によって違うのですか」と尋ねると、「違いますよ。昼間、活動的に過ごされれば、疲れてぐっすり眠られます」とのこと。

 「今日は、皆さん近くの桜のお花見に行かれたんです。そして、マクドナルドでハンバーガーとマックポテトを食べられました」とのこと。

 ただし、9人の入居者のうち一人は行かないと言われたので、8人が2人のスタッフとボランティアさんと共に出かけたという。
このグループホームは街の中にあり、ほぼ毎日、買い物や散歩で外出している。近くで花壇を借りて、花の手入れもみんなでしている。


 このような話をすると、「入居者の症状が軽いから、いろんな活動ができるのでは?」と思われるかもしれないが、入居者の要介護度は、要介護2・3・4と3人ずつで、軽くはない。

 確かにグループホームにもいろいろある。当初から軽い痴呆性高齢者だけを集めているグループホームもある。しかし、この日私が訪問したグループホームは、私も今までかかわっているが、初期・中期の痴呆性高齢者だが、ケアがゆきとどいているので、入居者が落ち着いているのだ。


 わざわざ私を待っていて下さったホーム長さんは、
「夜のケアは非常に大事です。晩、ぐっすり寝られたら、日中も元気にお年寄りは過ごせます。でも、晩、トイレ誘導や見守りがきっちりできず、十分に寝られなかったら、そのお年寄りは昼間、うつらうつらすることになり、その結果、晩、起きるようになり、
昼夜逆転で、痴呆症は悪化します。昼間、活動的にして、晩、ぐっすり寝ることができれば、痴呆症のいわゆる問題行動や周辺症状と言われるものの多くはなくなります」という。

 「ただし、ここで重要なのは、いくら晩ぐっすり寝ると言っても、トイレに起きることもあるし、寂しくなって目を醒ますこともあります。その時にきっちり対応できないと、お年寄りは睡眠不足になり、昼夜逆転になります。だから、グループホームには宿直でなくて、夜勤が必要なのです」とホーム長さん。

 久しぶりに会ったホーム長さんが、「山井さん、疲れた顔をしておられますね」とおっしゃるので、「毎日忙しくて、もうボロボロですよ。私にこそグループホームのゆったりした生活と、グループホームの癒しが必要です」と言うと、笑っておられた。

 私たちがこんな話を薄暗い居間で小声でしている間にも、30分に一人くらいお年寄りがトイレに行かれる。そのたびに、夜勤スタッフが付き添い、トイレに誘導する。

「逆に、付き添われるを嫌がる入居者も2人います。

しかし、残りの入居者は、夜中トイレには行けても、自分の部屋に帰れない。

トイレに行けても自分でパンツをおろせない。

トイレに行けてもすでに失禁してしまっていて、その場でパンツやオムツを替えねばならない、というケースもある。

さらに、最高齢の方は、寝ぼけてトイレに歩く途中に転ぶ危険性があるので、付き添います」とのこと。


 ここは、本当に居心地のよいホームだ。「入居希望者も多いでしょう。待機者は何人ですか」と尋ねると、「10人待っておられます。でも、待たないで下さい、と言ってあるんです。待たれても、入居者の方が1年後に亡くなるか、2年後に亡くなるかわからないんですから。だから、ほかのグループホームを紹介しています」と。


 しかし、グループホームにものちほど述べるように、ピンからキリまである。グループホームだから良いということにはならない。
 
 なお、このグループホームは入居費は月15万円。特別養護老人ホームの2倍以上で高い。利用料が高いことが、グループホームの問題点の1つだ。

 9人の入居者のうち2人は、「寂しいから」と電気をつけたまま寝ている。 

 このグループホームは入居者は、9人中8人が自立歩行ができる。
一人は高齢で少し介助が必要。

 先日、入居者が一人亡くなられた。家族も泊り込み、グループホームでターミナルまで面倒を看られたのだ。

ホーム長さんは、「痴呆症のお年寄りには環境の変化が一番良くないのですから、死期が近づいたからと言って、簡単に施設や病院に移って下さいとは言いたくありません。

家族もこのグループホームに最期まで置いてほしい、と願われましたので。でも、その方の死は悲しかったですが、このグループホームで最期まで看取れたことは嬉しかったです。夜勤だから、ターミナルまで対応できたのです」という。

 このようなグループホームでのターミナルを希望するケースがこれからも増えてくるであろう。ますます宿直では全く対応できない。

 このグループホームのお風呂をのぞいた。
ここでは、日中から夕方にかけて入居者は入浴する。ここは、当然、一人向けの家庭的な風呂だ。入浴といえば、私はある老人病院での実習を思い出す。汚い話になるかもしれないが、お許し頂きたい。


 ここは、当然、一人向けの家庭的な風呂だ。入浴といえば、私はある老人病院での実習を思い出す。汚い話になるかもしれないが、お許し頂きたい。

 老人病院や特別養護老人ホームの現場を少しでも理解するために、今までいろいろやってきた。特別養護老人ホームのベッドで3日間、オムツをつけて生活したおぞましい記録は私の拙著「体験ルポ 日本の高齢者福祉」(岩波新書)に出ている。

本には書いてないが、実は、その時、オムツ体験だけでなく、わざと片手をベッドの柵にヒモで結んで、「身体拘束」体験で寝ることも経験した。寝返りも打てず、恐ろしい経験だった。気分が悪くて吐き気までしたので、一晩で止めた。「縛られる」というのは、
想像を絶する心理的打撃を本人に与えることを痛感した。


 また、老人病院で入院している痴呆症のお年寄りと一緒に入浴したこともあった。朝から50人くらいがこのお風呂につかる。まあ、銭湯みたいなものだ。しかし、看護婦さんから、「山井さん、アホなことやめときなさい、病気がうつるよ。先日も、この湯船にはウンチが浮いてたんだから」と叱られた。

 話はグループホームに戻るが、また、お年寄りがトイレに向かって歩いている。

 よそ者が滞在すると、グループホームの平和なくつろいだ雰囲気を壊し、入居者に混乱を与えかねないので、できるだけ私も入居者に見つからぬよう、静かに行動する。


 さすがに、翌日の委員会では、眠たい顔では質問できないので、徹夜はできない。そこで、私はトイレの横の居間に、お布団を敷いて、2時から仮眠。夜勤スタッフの方は、もう少し起きていて、介護日誌を書いたり、普段からたまっている書類書きをしながら、お年寄りがトイレに行く際の、介助などをするという。


 なお、このグループホームを訪問するに先立ち、私の知り合いの京都のグループホームに電話をした。ちょうど、私の知り合いが宿直であった。

 彼女に聞いた。「宿直ということは今晩、寝られるんですか」。
「寝られませんよ。寝るようじゃ、よい痴呆ケアなんかできませんよ。今晩は、1時間おきにお年寄りの部屋を訪問して、様子をみて、オムツ交換やトイレ誘導をします。夜中に目を醒まして眠れないお年寄りには、一晩中、付き添うこともあります」とのこと。

 「じゃあ、1時間おきに目覚まし時計をかけるのですか」
「いえ、だから、ほとんど寝ないんですよ。お年寄りが起きてトイレに行こうとするとすぐわかるように、居間のコタツのところで日誌を書いたりして起きています」
「それじゃあ、宿直じゃなくて、夜勤じゃないですか」
「そうですよ。でも、介護報酬が低くて夜勤の給料が出せないので、宿直にしているんです」

 「宿直の場合、どんな勤務形態なのですか」
「私は、今日の11時から7時まで日勤で働いて、そのまま、明日の7時まで12時間宿直です。実際は、20時間働き通しです。夜中にお年寄りが寝れないことも、トイレに行くこともありますから、ウトウトと横になることはありますが、熟睡はできません」

 「明日朝7時に宿直が終わったら、すぐに帰れるんですか」
「そんなことないですよ。やはり、翌日のスタッフへの引継ぎなどもありますから、気がつけば帰るのは朝の8時か9時です。でも、宿直だから、宿直の当日は休みですが、その翌日はまた日勤になるのです」

 このグループホームも非常に素晴らしいケアをしているが、それを支えるスタッフは大変である。そこのスタッフは言う。
「早く夜勤を制度かしてもらわないと、職員が身体を壊します」と。


 今回の質問にあたって、この「宿直・夜勤」問題について調べたところ、横浜市では、グループホームは「夜勤でないと認められていない」とのこと。

 横浜市は、日本で最もグループホームに力を入れている自治体の1つで、現在29ヶ所のグループホームがあるが、すべて「夜勤体制」でやっているという。

 早速、横浜市の担当者に聞いてみると、
「夜勤でないと認めないというわけではありませんが、横浜市では介護保険以前からモデル事業としてグループホームに補助金を出していて、その時から夜勤でやってもらっていたので、今でも『夜勤が望ましい』とお願いしています。実際、宿直ではまわらないと思います」とのこと。

 結局、夜勤体制を持つよいグループホームでは採算が成り立ちにくく、増えにくいことになってしまう。


 さて、2時に仮眠に入った私だが、やはり、30分に1回、一人くらいは、お年寄りがトイレに行き、夜勤スタッフがそれに付き添っている。そのたびに、私も目が醒める。

 4時ごろには、もう本格的にお年寄りが起き出し、顔を洗ったり、お年寄り同志の話し声も聞こえる。

 夜勤スタッフも4時からは朝食の準備も含めて、大忙しです。
私も一度5時ごろ起き上がろうとしたのですが、入居者である痴呆症のお年寄りのから、「もう少しゆっくり寝ておいてくださいね」とやさしく声をかけられ、断るわけにもいかず妙に納得して、「わかりました。もう少し寝かせてもらいます」と再びふとんに入る。

 さすがに、6時には数人のお年寄りが起き、居間の電気もついたので、私も起き上がる。昨夜のことを夜勤スタッフに尋ねようと思ったが、夜勤スタッフはそれどころではない。9人の入居者のお世話でてんてこ舞い。一人の歯磨きを手伝い、朝食準備をし、寝間着からの着替えを手伝い・・・・。息つく暇もない。

 あるおばあさんは、廊下の家具のぞうぎんがけをしている。
あまりきれいにはなっていないようだが、「・・・・さん、ありがとう」と夜勤スタッフがやさしく声をかける。

 最後の入居者が起きてきたのが7時前。ここでは、起床時間も自由だ。

 あとで聞いた話だが、夜勤スタッフは2時過ぎから4時ごろまでトイレの横に布団を敷いて仮眠したという。しかし、30分に一度くらいお年寄りがトイレに行くので、そのたびに起きて介助したという。


 7時からみんなで朝食。ただし、一人の入居者は、気が進まないようで、食卓に加わらず、一人で居間の端っこで、タバコを吸っている。小規模だけど、個人の意思を尊重している。これがグループホームの良さだ。

 今日の朝食は、トーストとソーセージ、ほうれんそう、目玉焼きなど。基本的には、みんな自分で食べられる。しかし、トーストのジャムで手がべたべたになっている方や、トーストをスープにつけて、ごちゃごちゃにしてしまっている方もいる。

 夜勤スタッフのその介助などでまた、大忙し。やっと、みんなが食べ終わりかけた7時半頃に夜勤スタッフもテーブルに加わり、朝食。グループホームでは、スタッフも入居者と一緒に食事を食べるのが特長だ。

 「こののどかな雰囲気がいいですねえ。私もここに来させてもらうのは3回目ですが、来るたびに良くなっています。皆さん、穏やかな顔をされているし」と私が、夜勤スタッフの方に話すと、「誉めてもらって嬉しいねえ」と私の隣の入居者の方がおっしゃる。
この方は要介護3の痴呆症なのだが、私が、「ここを誉めている」ということは直感としてわかっているのだ。


 朝食が終わってからが、また、忙しい。これはグループホームのカラーだと思うが、このグループホームでは、わりと、入居者が自立していることもあり、入居者に役割を持ってもらっている。

 「・・・さん、お皿洗い手伝って」
「・・・さん、カーテンをあけてもらえますか」
「・・・・さん、掃除機をかけてもらえますか」。
ちなみに、この掃除機をかけている方は、まだ50代の若年性痴呆。
自分はこのグループホームで働いていると思っておられる。

 夜勤スタッフにすれば、自分でやったほうが早いのであるが、少しずつ一人一人に役割と「自分はこのグループホームに必要な人間なんだ」と存在意義をもってもらうのが、グループホームケアの重要なポイントだ。


 私が国会の委員会質問の原稿を書くために、部屋のはしっこでこのパソコンを打っていると、「お茶どうぞ」と、一人の入居者がお茶を持ってきてくださる。やさしい。

 その方は、私の横にちょこんと座って、
「いつかここにお見えになったことがありますね」と私に言う。
「ええ、今日で3回目です」と言うと、「ああ、そうですか」とのこと。しかし、5分すると、また「いつかここにお見えになったことが・・・・」と同じ質問。私が答える。すると、また5分後に同じ質問・・・。と続いた。

 そして、「お茶のおかわりをどうぞ」とのこと。一気に飲み干し、二杯目をもらう。また、「いつかここに・・・・」と同じ質問。
そして、「お茶のおかわりを・・・」。また、3杯目をもらう。
「熱いかもしれませんので、気をつけて飲んで下さいね」とのこと。

 痴呆症のお年寄りはやさしいのだ。そして、世話好き。
しかし、自宅や大規模な施設では、この痴呆症のお年寄りが世話をする相手がなかなかいない。痴呆症のお年寄りはお世話される一方の存在になりがちだ。しかし、グループホームでは一人一人のお年寄りに役割と出番を持ってもらう。


 それにしても、グループホームの夜勤スタッフは、偉いと思う。
痴呆ケアスタッフの鏡である。私の多くのグループホームや特別養護老人ホームや老人病院を過去10年まわっているからよくわかる。

特に、痴呆ケアはスタッフが大事だ。

決してお年寄りを怒ってはならない。
せかしてはならない。
至れり尽せりでもダメ。
適度に出番と役割を持ってもらう。
それで、「ありがとう」「おかげで助かったわ」とお礼の言葉や誉め言葉を連発する。
動作も言葉もゆっくりしたペースが必要。
しかし、実は、やるべき仕事は多く、一人で多くのお年寄りをお世話せねばならない。
愛と忍耐と勉強のいる仕事だ。

 「グループホームは人なり」と言える。小規模であるがゆえに、スタッフの人柄、人間性、専門性、力量が問われる。


 8時にグループホームを後にして、国会に向かう。
「そろそろ失礼します。お世話になりました」と挨拶すると、「どこに行かれるんですか」とお年寄り。
「出勤です。仕事に行ってきます」と言うと、
「あっ、そうですか。また、来て下さいね」と言って下さる。
掃除機を使っていた若年性痴呆の方も、
「いつでもまたお越しください」と言って下さる。

夜勤スタッフの方が、
「私たちが笑顔で暮らせるように、これから国会で仕事をして下さるんです」と説明するが、もちろん、その言葉を理解できる入居者はいない。


 グループホームを出て国会に向かう。実は、今日はあるホテルで菅直人さん主催の朝食勉強会だったのだ。グループホームでの朝食はなかなか経験できないので、菅さんの勉強会はさぼってしまった。

 さて、国会事務所で少し国会質問の準備。
 たった一晩のグループホーム滞在だったが、改めて感じたのは、グループホームのスタッフは、晩はゆっくり寝ていられないということ。

 なお、有難いことに坂口力厚生労働大臣は、2週間前にあるグループホームを視察されているという。

そのグループホームに電話して、その時の様子を聞く。何か国会質問の参考になればと思って。

ホーム長さんは、「夜間は宿直ですが、実質上は、夜勤に近い仕事をすることもあります。私たちも困っているんです。制度では宿直ということになっているけど、実際は、夜勤に近い業務だし、このグレーな状況を何とか整理してほしい」とのことだった。


 朝の10時50分から厚生労働委員会がスタート。
私の出番は11時35分から12時05分まで。この日は、雇用対策法の法案審議なので、冒頭、雇用対策のことと、痴呆ケアの人材が今後必要になることなどを述べて、グループホームの話に入った。

 まず第一問は、「坂口大臣は先日、グループホームを視察されたそうですが、ご感想はいかがでしたか?」の質問でスタートした。

 「とても良かった。グループホームに入って、穏やかになったお年寄りも多いと聞いた。しかし、現場からは、グループホームに入って、落ち着くと介護度が下がって、介護報酬が減るので、経営が苦しくなる、よいケアをすると経営が苦しくなるので何とかしてほしい、という声を聞いた」と坂口大臣は答弁。

 その後30分間、議論を戦わせた。前回のメールマガジンでもお伝えしたように、「痴呆性高齢者向けグループホームには夜勤が必要だ」というのが私の質問の趣旨だったが、前向きな答弁は得られなかった。

 詳しく書きたいが、書き出すと「泥沼」になるので、あえてやめておきます。前向きな答弁は得られないし、介護報酬の引き上げも2年後の見直し時期までわからないということで散々な結果でした。なかなか壁は厚いと痛感。


 グループホームの介護報酬を引き上げることは、グループホーム関係者の悲願ですが、それに向かっては、やはり、全国で

「グループホームは必要だ」
「グループホームは良いサービスを提供している」
「いまの介護報酬では無理がある」

という声を大きくあげていく必要があると思います。

 つまり、これは私が政治家を志した原点でもあるのですが、声の大きな業界団体をバックに持たない問題は、国会では取り上げられないのです。痴呆性高齢者も100万いますが、声をあげられません。そのご家族もなかなか大きな声は、あげられません。グループホームの協会も、大きな声をあげられません。

 グループホームを増やそう!

 といううねりを全国に広げるしかありません。そのための運動媒体に、このメールマガジンがなってほしいと願っています。正直言って、私の民主党の中でもグループホームへの関心はまだまだです。

私の努力不足でもあります。

 繰り返しになるかもしれませんが、私がグループホームにここまでこだわるのは、グループホームというサービスが、
「利用者が主人公」
「一人一人を大切にする個別ケア」
「地域で暮らせるノーマリゼーション」

という21世紀の福祉のシンボルだと思い、グループホームを増やすことが日本の福祉に革命を与える突破口になると思うからです。

やまのい和則


 現場 グループホーム トップ